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私の不妊治療は妊活だった

妊活そんな前向きで耳障りのいい言葉がなかった十年以上前。赤ちゃんを授かるべく日々奮闘していました。

 

その頃の呼び名は「不妊治療」。

 

痛くて、辛くて、不安いっぱい。そんな日々でした。

 

たくさん行われる検査。大きな病院では、研修医のような人が勝手に入ってきて、私の人に見せたくないところをサンプルのように見ていることもありました。カーテンごしでしたが、それはとても屈辱的な経験でした。

 

卵管造影では、気を失いそうになる程の痛みを感じました。治療を兼ねた手術も受けました。半年間さんざん検査して、出てきた答えは卵管がつまっていて「自然妊娠は無理」ということ。

 

ショックでした。一時は子供を諦めようかと思いました。でも、夫はずっと楽観的でした。

 

どう考えてもネガティブな結果なのに、「大丈夫、絶対俺達のところに子供は来てくれるから」と信じて疑いませんでした。この時、とことんお互いの気持ちを話し合い、絆がより深まりました。

 

自然妊娠が無理なら体外受精しか選択肢はありません。30歳を越えていたので、一日でも早く始めた方がいいと思いすぐに始めました。

 

体外受精をお願いした病院の先生やスタッフがとにかくあたたかくて、受精卵を写真にとってカードにしてもらった時に、「無事着床しますように」と直筆でメッセージが添えられていた時には、涙が出ました。

 

不妊治療は辛いことがたくさんありましたが、一緒に乗り越えてくれる夫がいて、あたたかく支えてくれる病院との出会いがあったからこそ、結果的に子供を二人も授かることができと思っています。

 

当時は葉酸に関する知識もなく、めぐりの葉酸のような良い葉酸サプリもありませんでした。ですが、当時は先天性異常の発症率も低く、結果的には元気な赤ちゃんが生まれました。

 

今「妊活」という言葉を知って。

 

「あれは妊活だったんだ」と思うと、何故か痛さや辛さよりも、「赤ちゃんが欲しい!」という気持ちの方をはっきりと思い出せるます。私の辛い記憶を前向きに変えてくれた「妊活」という言葉。この言葉が流行ってよかったと、今はしみじみ思います。